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魅力発見!空き家利活用ってええよね

魅力発見!空き家利活用ってええよね

昨年、山口県が空き家(既存住宅)の利活用を促進させるために開催した「空き家利活用ってええよねコンテスト」

そのコンテストにてKIZUKIplanningのオフィスが高い評価をいただくことができ、この度動画となり紹介されました。

【魅力発見!空き家利活用ってええよね!】01 (住宅→オフィス兼ショールーム)
(下記画像をクリックしてください。山口県住宅課のYouTubeにジャンプします)

近年、行政が空き家の利活用に本格的に取り組んでいるのは、さまざまな社会的課題や地域活性化の必要性が背景にあります。

1. 空き家の増加がもたらす影響

日本では少子高齢化や人口減少の影響で、利用されなくなった家が増加し、空き家率が上昇しています。この問題はさまざまな形で社会に影響を及ぼしています。

・治安や景観の悪化: 管理されていない空き家は、防犯上の問題や景観の悪化、ゴミの不法投棄を引き起こす原因になります。

・災害リスクの増加: 老朽化した空き家は、地震や台風時に倒壊する危険があり、周辺地域への被害を拡大させる可能性があります。

2. 地域活性化のための空き家活用

特に地方では空き家の増加が地域の衰退を加速させています。これを逆手に取り、空き家を地域活性化の資源として活用する取り組みが進んでいます。

・移住者の誘致: 空き家をリノベーションして若い世代や移住者に提供することで、地域の人口を維持しようとする動きがあります。

・観光資源としての利用: 歴史的価値のある古民家や伝統的な建物を整備し、観光資源として地域の魅力を高める事例が増えています。

3. 法整備と行政の支援強化

空き家問題に対処するため、国や自治体が積極的に政策を推進しています。

・法律の施行: 2015年に施行された「空き家等対策の推進に関する特別措置法」により、自治体が特定空き家を認定し、管理や利活用を進める権限を持つようになりました。

・補助金や税制優遇措置: 空き家の解体費用やリノベーション費用の補助、固定資産税の優遇など、行政による支援が拡充しています。

4. 住まい方の多様化に対応

近年、テレワークの普及やライフスタイルの変化に伴い、地方移住や二拠点生活(二助ライフ)への関心が高まっています。空き家はこうした新しい住まい方に対応できる住宅として注目されています。

・移住&定住促進: 子育て世代や若い世代に向けて、空き家を活用した移住・定住支援が進められています。

5. 環境保護と資源の有効活用

空き家を活用することは、環境負荷の軽減や資源の有効利用にもつながります。

・建材消費の削減: 新築ではなく既存の建物を活用することで、建築資材の消費を抑え、環境負荷を減らすことができます。

・循環型社会の実現: 空き家の利活用は、無駄を減らし資源を再利用することで、持続可能な社会の構築に寄与します。

これらの背景から、自治体や政府は空き家バンクの設立やマッチング支援、リノベーションの促進など、さまざまな取り組みを展開しています。空き家を単なる問題ではなく、地域活性化や新たな暮らしの可能性を生む資源として捉えることが、今後の社会において重要な視点になると言えます。

今回の動画が、それら諸問題解決の一助になれば幸いです。

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