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KIZUKIブログ

知られてない「家から出ている電磁波」

知られてない「家から出ている電磁波」

●家から出ている電磁波をご存じですか?

パソコンや携帯電話から電磁波が出ていることはメディアなども報じることから、皆さんご存知のことと思います。

しかし、電磁波の発生源は、もっと身近で見えないところにもあります。それが「家」です。住まいから電磁波が発生しているということは意外と知られていません。しかも、昔の家よりも近年の家のほうが電磁波が強くなっているから厄介です。

●今の家が電磁波が強いわけ

一般家庭の電気使用量は、わずか40年で5倍以上になりました。電気をたくさん使うために、建物も変化しています。建物の内部には、外の電柱から各部屋へ電気を運ぶための屋内配線が通っています。家電製品のプラグをコンセントに差し込むと電気が使えますが、このコンセントの先(壁の内側)から配線が通っています。

屋内配線は室内の壁の中を縦横無尽に張り巡らされています。室内は、まるで電気コードの鳥かご。25年前は2階建ての住宅で150mほどしか使われていませんでしたが、今はなんと950m。約7倍の量のコードが使われています。

●屋内配線から発生する電磁波

床下や壁の内側を通る屋内配線からは、電磁波が発生しています。電化製品の場合、電磁波はコンセントに差し込んでいるときしか発生しませんが、屋内配線の場合は一日中ずっと発生し続けています。家にいる限り、電磁波に囲まれている状況になりかねないのが、今の住宅。屋内配線はブレーカーを落とさない限り常に電圧がかかっているため、配線が重なった場所からは特に強い電磁波が発生しています。

●家中に張り巡らされた配線からカラダを守る!

電気導電性シートを床・壁・天井の内側に入れ、それをアースすることにより、住まいから発生する電磁波(電場)をカットした、人に優しい住まいです。床・壁・天井に張り巡らせてている屋内配線からの電磁波は、様々な部材を伝って伝播し、身体の表面を覆います。電磁波の室内への侵入を防ぐために、アースをする必要があるのです。

●微弱な電気信号で制御されている人間のカラダ

人間は手や足の指先、また体内のあらゆる器官・組織に至るまで、小さな小さな電気信号(生体電流)によって活動しています。
この小さな小さな電気は、100V の大きな電気の負荷を受けることにり、生体バランスを崩し、アレルギーを引き起こしたり、自律神経系への影響等が懸念されています。その他、睡眠の質低下、目の疲れや肩こりを助長、小児白血病が1.93倍という研修結果などもあるので軽視することはできません。

●電磁波測定&電磁波対策

電磁波対策先進国のスウェーデンでは、1990年に住まいにおける電磁波リスクの基準値(MPR-Ⅱ)が設けられました。その基準値は磁場の数値が25v/m(25ボルトパーメーター)以下。ちなみに、日本の住宅で特に対策をしていない住宅では150~200v/mの電磁波が発生していることが多いというデーターがあります。

弊社には4名在籍している電磁波測定士が実際に住宅の壁や床で発生している電磁波を実際に測定します。その後、対策案をお示しし、対策案に基づいたプランの施工も自社で行っています。

こちらは最新式の電磁波測定器。

FM10(エフエムテン)という測定器で、「電場」のみならず「磁場」もこれ1台で測定できる優れモノです。

●真の健康住宅を実現するために

近年の住宅はここ数十年の間に電気配線が急激に増えています。つまり、このような住環境に身を置きながら生活すること自体、人類史上初の状況と言えます。これら大量の配線から発生する電磁波を人体が受け続けることで、健康面に対してどのような影響が出るかが明確に解明さてれない部分もありますが、「自然か不自然か」という観点でシンプルに考えると、やはり電磁波の影響を受けずに生活する方が間違いなく「自然」です。

疑わしきものには近づかない。回避できるものは回避する。

このように考えながら住まいづくりを行うことは、真の健康住宅を手に入れるためには重要なことだと考えています。

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