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KIZUKIブログ

「今の家賃と同じ返済額で家が建つ」を鵜呑みにしてはいけない理由

「今の家賃と同じ返済額で家が建つ」を鵜呑みにしてはいけない理由

「今の家賃と同じくらいの支払いで、マイホームが持てます」このようなフレーズを住宅会社の広告やチラシで、このような言葉を目にすることがあります。

例えば、現在の家賃が月8万円で、住宅ローンの返済額も月8万円。「それなら、家賃を払い続けるよりも家を建てた方がいい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

もちろん、条件によっては、本当に家賃と同程度の返済額で家を建てられる場合もあります。そのため、この言葉自体が間違っているわけではありません。ただし、ここで注意したいのは、家賃と比較されているのは、あくまで「住宅ローンの返済額」だということです。

家賃8万円と住宅ローン8万円は、同じ負担ではありません

賃貸住宅の場合、建物の固定資産税や建物そのものの修繕費は、基本的に所有者が負担します。一方、持ち家になると、住宅ローン以外にもさまざまな費用が必要になります。

代表的なものとして、次のような費用があります。

固定資産税・都市計画税
火災保険・地震保険
外壁や屋根のメンテナンス費用
給湯器やエアコン、住宅設備の修理・交換費用
庭や外構の維持管理費用

仮に住宅ローンの返済額が月8万円でも、税金や保険、将来のメンテナンスに備える費用を加えると、実際の住居費はそれ以上になります。

家を建てるときは、毎月の返済額だけを見るのではなく、こうした費用を含めて「無理なく住み続けられるか」を考えることが大切です。

入居までには住宅ローン以外の費用もかかります

家づくりでは、土地代と建物代以外にも費用が発生します。

登記費用や住宅ローンの手数料、火災保険料、外構工事、カーテン、照明、エアコン、家具・家電、引っ越し費用などです。

広告に掲載されている建物価格が安く見えても、どこまで含まれているかは会社や商品によって異なります。

建物本体だけの価格なのか、付帯工事や諸費用まで含まれているのか。実際に住み始められる状態にするには、総額でいくら必要なのか。

ここを確認しないまま進めてしまうと、打ち合わせが進むにつれて予算が膨らみ、「最初に思っていた金額と違う」ということにもなりかねませんので注意が必要です。

新築でも、将来の修繕は必要です

新築してすぐに大きな修理が必要になることは、通常それほど多くありません。

しかし、家は完成したら終わりではありません。10年、15年、20年と暮らしていく間に、外壁や屋根、給湯器、水回り設備などのメンテナンスや交換が必要になります。

大切なのは、壊れたときに慌てて考えるのではなく、入居したときから将来の修繕費を少しずつ準備しておくこと。

また、家を建てるときの価格が安ければ、将来の負担も小さいとは限りません。断熱性や気密性、設備の省エネ性能によって、毎月の光熱費は変わります。外壁や屋根に使用する材料によっても、メンテナンスの時期や費用は変わってきます。

初期費用だけでなく、住み始めてからかかる費用まで含めて考えることが、本当の意味での資金計画と考えることが重要です。

住宅ローンは「借りられる金額」より「返していける金額」

金融機関から借りられる金額と、ご家族が無理なく返していける金額は同じではありません。

今は返済できても、子どもの進学、車の買い替え、働き方の変化などによって、家計の状況は変わります。

家を建てることを優先するあまり、旅行や趣味、家族との時間まで我慢し続けることになってしまっては、せっかくの住まいづくりが苦しいものになってしまいます。。

住宅会社から提示された月々の返済額を見るときは、次のことも確認してみてください。

何年返済で計算されているか
ボーナス払いが含まれていないか
適用される金利は固定か変動か
土地・外構・諸費用まで含まれているか
税金や保険、修繕費を加えても無理がないか

条件を一つ変えるだけでも、月々の返済額や総支払額は変わります。

持ち家だからこそ得られる安心もあります

ここまで、持ち家に必要な費用についてお伝えしてきましたが、もちろん負担が増えることばかりではありません。

持ち家には、自分たちの暮らしに合った間取りにできること、断熱性や耐震性を高められること、好きな素材や設備を選べることなど、賃貸住宅にはない魅力があります。

また、住宅ローンを利用する際、多くの場合は団体信用生命保険に加入します。

団体信用生命保険は、住宅ローンの契約者に万一のことがあった場合や、所定の高度障害状態になった場合などに、保険によって住宅ローンの残高が返済される仕組みです。保障内容によっては、がんや三大疾病などを対象とするものもあります。

賃貸住宅では、家計を支えている方に万一のことがあっても、その後の家賃は払い続けなければなりません。

一方、持ち家では、団体信用生命保険によって残されたご家族の住まいを守れる可能性があります。これは、持ち家を考えるうえでの大きな安心の一つです。

ただし、保障の対象や適用条件は、住宅ローンや保険の内容によって異なります。加入時には、どのような場合に保障を受けられるのかを確認しておくことも大切です。

さらに、住宅ローンを完済すれば、その後はローン返済がなくなります。固定資産税や維持管理費は必要ですが、老後の住居費負担を抑えられる可能性があります。土地や建物が家族の資産として残ることも、持ち家ならではの特徴です。

月々の返済額だけでなく、将来の安心まで考えましょう

「今の家賃と同じ返済額で家が建つ」という言葉は、家づくりを考えるきっかけになります。

ただし、家賃と住宅ローンでは、支払いの中身も、将来得られるものも異なります。

住宅ローンに加えて、税金や保険、光熱費、将来のメンテナンス費用まで把握すること。そして、団体信用生命保険による保障や、完済後の住居費、資産としての価値まで含めて考えることが大切です。

KIZUKIplanningでは、「いくら借りられるか」だけを基準にするのではなく、ご家族が今の暮らしを大切にしながら、無理なく返していける資金計画を一緒に考えます。

家は、建てることだけが目的ではありません。

完成した住まいで、ご家族が安心して暮らし続けられること。そして将来振り返ったときに、「この家を建ててよかった」と思えること。

それが、住まいづくりで最も大切なことだと私たちは考えています。

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