
使ってない空間は未来をつくる余白
立派な純和風のお住まい。昔ながらの日本家屋の間取りには和室の続き間がありました。
家族のライフスタイルが変わった現代では、立派な客間が“ほとんど使われない部屋”になっているケースも少なくありません。
今回のリフォームでは、そんな純和風の客間スペースを、養蜂家さんのはちみつショップ+事務所スペースへとリフォームしています。



実は、一般的な住宅でも、法規や用途変更の確認を行えば、店舗として活用できるケースは多くあります。
今回のように
・既存の構造を活かしながら
・外部から直接出入りできる動線を整え断熱
・開口部を整理し住宅の雰囲気を残しつつ、店舗としての顔をつくる
こうした工夫を重ねることで、住まいの一部を“収益を生む空間”へと転換することが可能となります。
もともとあった掃き出しの開口部は整理され、落ち着いた塗り壁と木製建具により、やわらかく親しみのあるショップの表情へ。
純和風住宅の佇まいを壊すことなく、新しい用途へとつなげていきます。
リフォームの本質は「古くなったものを新しくする」ということにとどまらず、本当の価値は、“今の暮らしに合っていない空間を、今必要な形に変えること” にあります。
・使っていない客間
・物置になっている和室
・ほとんど開けない広縁
・使われなくなった二間続きの座敷
これらは決して“不要な空間”ではなく、視点を変えれば「未来をつくる余白」といえます。
今回の養蜂家さんのように、
・自分で育てたものを直接販売したい
・地域とつながる拠点をつくりたい
・仕事と暮らしを近づけたい
そんな想いがあるなら、自宅の中に答えが眠っているかもしれません。
暮らしの変化に合わせて、家も変わる。家は完成した瞬間がゴールではありません。
家族構成が変わり、働き方が変わり、価値観が変わる。
住宅は、工夫次第でいくらでも可能性を広げることができます。
「この部屋、実はほとんど使っていないんです」
そんなひと言から、新しい未来が始まるかもしれません。








