読み込み中

KIZUKIブログ

C値0.1が示す、安心の家づくり

C値0.1が示す、安心の家づくり

先日、新築中のお宅で「気密測定」を行いました。

気密測定とは、気密測定士が家の“すき間”がどれほどあるかを数値で確認するテストのことです。

どれだけ丁寧に断熱材を施工しても、家のあちこちに隙間があれば、そこから空気が出入りしてしまい、本来の性能が十分に発揮されません。だからこそ、KIZUKIplanningの家づくりでは全棟必ず気密測定を実施し、その性能を数字で確認しています。

この度もお施主様にお立ち会いいただきました。

今回の測定結果は「C値0.1」

この「C値」とは、延床面積1㎡あたりに存在する隙間の大きさを表す指標です。

数値が小さいほど隙間が少なく、高い気密性能を意味します。一般的に「高気密住宅」と呼ばれる基準がC値1.0以下とされていますが、0.1という数値は、ほとんど隙間がないといっていいレベル。これは現場での丁寧な施工がきちんと結果に表れた証でもあります。

「気密が高い」と聞いても、なかなか生活との結びつきがイメージしにくいかもしれません。しかしながら、気密性能は毎日の暮らしの快適さや安心に直結しています。

冷暖房効率が高まる
すき間が少ないため、夏は冷房が効きやすく、冬は暖房の熱が逃げにくくなります。その結果、少ないエネルギーで快適な温度を保てるので、光熱費の削減にもつながります。

結露やカビのリスクを減らす
壁の中や窓まわりにすき間があると、外気との温度差で結露が発生しやすくなります。結露はカビやダニの原因となり、家の耐久性や健康に悪影響を及ぼします。気密性能が高ければ、結露のリスクを抑えることができます。

家が長持ちする
無駄な空気の出入りが少ないことで、構造材や断熱材が劣化しにくく、住宅全体の寿命を延ばすことができます。

つまり、気密性能は単なる数字ではなく、「安心して長く暮らせる家」であることの裏付けになるのです。

 

気密性能は、設計図面上で「高気密」と書けば実現できるものではありません。大工や職人が一つひとつの作業を丁寧に積み重ねていくことでしか得られない性能です。

例えば断熱材の隙間をなくす処理、サッシまわりの気密テープ施工、配管部分の処理など、どれも一見すると小さな作業ですが、こうした積み重ねがC値0.1という結果につながっていきます。

私たちが全棟で気密測定を行うのは、単に数字を誇示するためではなく、「見えない部分こそ大切にする」という姿勢をお施主様に感じていただきたいからです。

「快適さ、省エネ、耐久性、健康」

これらを支えているのが気密性能です。

今回のC値0.1という結果は、私たちの施工品質の証であると同時に、お施主様がこれから安心して暮らせる住まいであることを示しています。

私たちはこれからも、数字で裏付けされた性能と、現場でしか生み出せない確かな施工力で、安心と快適を創り上げていきます。

 

ちなみに・・・

KIZUKIplanningでは第三者検査機関による防水検査も実施しています。

建築の重要な工程である、外壁下地やその他の防水処理部分が設計図通りに、かつ適切に施工されているかを確認することで、雨水の浸入を防ぎ、建物の品質を確保することを目的とした検査です。

 

TOP