和室を「第二のリビング」へ
かつては客間や冠婚葬祭時の応接として活躍していた和室。
最近では、使う機会が少なくなり、物置きのようになってしまっている…というご家庭も少なくないと思います。
今回のリフォームでは、そんな“使用頻度の低い和室”を、家族みんなが自然と集まる「憩いの空間」へと生まれ変わらせます。
先週よりスタートしたこちらの現場。
リフォームのポイントは、「使いやすさ」と「多様な居場所づくり」。
まず、和の雰囲気を残しつつ現代のライフスタイルにもなじむよう、小上がりの畳スペースを計画しています。ちょっと腰掛けたり、ゴロンと横になったりと、家族の誰にとっても心地よく使える空間です。
さらに、その一角にリモートワークや勉強、趣味の作業などにも使えるデスクコーナーを配置。
家族が同じ空間にいながらも、それぞれの時間を大切にできる“ゆるやかな距離感”が生まれるように計画しています。
「なんとなく使わない部屋」となっている和室を、家族が集まり、思い思いにくつろげる“第二のリビング”のような場所に。
誰かの話し声や笑い声が自然に聞こえてくる、そんな空間に生まれ変わります。
家の中に「もう一つの居場所」があることは、暮らしの豊かさにもつながりますね。
和室のリフォームをお考えの方には、ぜひ“ただの洋室化”ではなく、家族の時間を育む場としての活用もご提案できればと思っています。