心が凛とする地鎮祭
昨日、山口市内某所にて地鎮祭を執り行いました。
中国地方梅雨入り初日でしたが、地鎮祭の最中は小雨が降る程度。神主さんの祝詞に耳を傾けながら、私たちはこれから始まる家づくりの道のりに思いを馳せていました。
地鎮祭とは、その土地の神様にご挨拶し、これからの工事の安全と、ご家族の繁栄をお祈りする日本古来の大切な儀式です。
「神事」と聞くと、どこか特別なものに感じるかもしれませんが、私たちビルダーにとっては「家を建てる」という営みの原点を再確認する大切な時間でもあります。
私たちが建てるのは、単なる「建物」ではありません。
家は、ご家族がこれからの人生を紡いでいく「舞台」であり、暮らしを育む「器」。だからこそ、その最初の一歩を、きちんと節目として迎えることには大きな意味があるのだと感じます。
地鎮祭に立ち会うたびに、私はいつも心が凛とします。
神聖な空気に包まれて、背筋が自然と伸びる。「いよいよこの土地に、ひとつの暮らしが始まるのだ」という思いが胸に湧き上がり、同時にビルダーとしての責任の重さを実感する大切な時間です。
最近は、形式にとらわれず簡略化されることも多い地鎮祭ですが、それでもこうしてお施主様と一緒に土地に感謝を伝える時間を持てることに、私はとても価値を感じています。
工事が始まれば、毎日が慌ただしく、時には予期せぬ困難が立ちはだかることもあります。
それでも、地鎮祭で感じたこの静かな決意と温かな時間を心の中に持っていれば、きっとぶれることなく「良い家をつくる」という軸を保ち続けられる——私たちはそう信じています。
家づくりは、ここからが本番です。
設計図に描かれた線が、少しずつカタチとなり、空間となり、ご家族の笑顔が広がっていく。
完成まで、責任を持って丁寧に、一歩一歩進めてまいります。
ちなみに・・・
今回こちらに新築するお宅は、ZEH基準を大きく上回る省エネ性能を有する新築住宅「GX志向型住宅」となります♪
最後に、地鎮祭にお招きいただいたお施主様に、あらためて感謝申し上げます。
この土地に新しい暮らしが息づいていく日を、私たちも心から楽しみにしています。