ペレットストーブシーズンオフメンテナンス
随分と暖かくなり、今シーズンのペレットストーブもシーズンオフとなりました。
先月の終わり頃から、シーズンオフメンテナンスのご依頼が増えてます!
長く快適に使い続けるためには、シーズンオフのメンテナンスが非常に重要です。適切なメンテナンスを行うことで、次のシーズンも安全に使用できるだけでなく、ストーブ自体の寿命を大幅に延ばすことができます。今回は、専門家の視点からペレットストーブのシーズンオフメンテナンスのポイントをご紹介します。
なぜシーズンオフメンテナンスが必要か
ペレットストーブは、燃焼効率が高く、環境にやさしい暖房機器として人気ですが、その構造上、定期的なメンテナンスが欠かせません。特にシーズンオフには、以下のような理由でしっかりとしたメンテナンスが求められます。
サビ防止:内部や外装の金属部分は湿気や灰の影響でサビが発生しやすいため、早めの対策が必要です。
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排気効率の維持:排気ファンや煙突内部に溜まった灰やススは、排気効率を低下させ、燃焼性能にも影響を与えます。
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安全性の確保:未清掃の状態で使用を再開すると、火災や一酸化炭素中毒のリスクが高まります。
経済性の向上:定期的なメンテナンスは燃焼効率を保つため、ペレットの消費量も抑えることができ、結果的にランニングコストの削減につながります。
メンテナンスの具体的な手順
ペレットストーブのメンテナンスは、一般的に次のような工程で行ないます。
〈燃焼室の清掃〉
燃焼室内の灰やススを取り除き、耐火レンガや部品に異常がないか確認します。
特に燃焼ポットや灰トレイは、灰が詰まりやすい部分なので丁寧に掃除しましょう。
〈排気ファンの清掃〉
排気ファンは、煙や灰が溜まりやすく、効率低下の原因になります。
ファンブレードやダクト内の汚れを取り除き、異音や異常がないかも確認します。
〈サビ取りと再塗装〉
外装や内部の金属部分にサビが発生している場合は、専用のサビ取り剤で除去し、耐熱塗料で再塗装します。
特に高温になる部分は耐熱性能が高い塗料を使用することが重要です。
〈煙突・排気管の点検と清掃〉
煙突や排気管は煤が詰まりやすいため、専用のブラシでしっかりと清掃します。
目視での確認だけでなく、専門業者による内部検査も定期的に行うことが推奨されます。
〈全体の動作確認〉
最後に、電気系統や各センサー、点火装置が正常に動作するかを確認します。
また、ガスケットやシールの劣化がないかもチェックし、必要に応じて交換します。
プロに依頼するメリット
一般的な掃除はDIYでも可能ですが、特に排気ファンの清掃や再塗装など、プロでなければ難しい部分もあります。以下は、プロに依頼するメリットです。
専門知識に基づく徹底した点検
特殊工具を使用した効率的な清掃
万が一の不具合に対するアフターサポート
次のシーズンも安心して使用するために
ペレットストーブはその性能を最大限に引き出すために、定期的なメンテナンスが欠かせません。KIZUKIplanningでは最低でも3年に1度はプロによるシーズンオフメンテナンスをお勧めしています。長く安全に使い続けるためにも、シーズンオフのタイミングでしっかりとメンテナンスを行い、次の寒い季節に備えましょう。
ペレットストーブのメンテナンスでお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。専門スタッフが丁寧に対応いたします。