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KIZUKIブログ

寒い家に住むと脳が老化する

寒い家に住むと脳が老化する

室内の温度18℃未満が続くと「心臓」「呼吸」「脳」などに様々な影響がでることをご存知でしょうか?

慶応義塾大学の伊香賀教授が高知県梼原町で約1100人を対処に10年間調査したところ、室温18℃未満の家に住む人は、そうでない人に比べ、高血圧になる確率が6~7倍になるという結果が出たそうです。

さらに、室温13℃の家に住む人の脳は、16℃の家に住む人より6歳老化しているというデーターもあるようです。

長い期間、低温環境にいることは、血流や代謝の低下、ストレスホルモン(コルチゾール)の増加を引き起こし、脳機能や全身の健康及び老化のスピードに影響を与えていると考えられます。

またイギリスでは、過度に寒い家に住むことは「基本的人権の侵略」とされており、改善・解体命令が出るというくらい、寒い家と健康について真剣に取り組んでいます。英国保健省の「イングランド防寒計画」では、推奨温度を21℃以上とし、18℃未満で血圧上昇・循環器系疾患、16℃未満で呼吸器系疾患の抵抗力低下を示唆しています。

逆に、高断熱の暖かい家に住むことで、気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎など、様々な症状が緩和したという統計データーも存在します。暖かい家に住むことは、快適に過ごせることはもちろんのこと、心疾患のリスク・夜間の頻尿減少・筋肉の衰えの抑制など、健康に関するリスクヘッジにつながることもわかっています。

まずは家の中の温度がどれくらいで推移しているかを知るところから。数箇所の部屋に温度計を置いて室温管理してみてください。寒い部屋の原因を突き止め、それに対する対策を考えていくことが健康に住まう第一歩と言えます。

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